電解ろ過とは?陸上養殖でのメリットと活用事例
- ベルデアクア広報担当
- 6月13日
- 読了時間: 2分
更新日:6月30日
近年注目が高まっている陸上養殖。その中でも養殖水の質を保つろ過技術は、魚の健康や生産効率に直結する重要な要素です。
本記事では、ベルデアクアが開発・提供する電解ろ過技術とは何か、従来の生物ろ過との違い、陸上養殖におけるメリット、そして実際の活用事例をご紹介します。

電解ろ過とは?
海水を電気分解することで次亜塩素酸を発生させ、それを養殖水中のアンモニアや有機物と反応させることで効率的に分解する方式です。
餌の量=アンモニアの発生量に合わせて、電気量を調整することで、ろ過の強弱を調節することができ、安定的な水質を維持します。
👉 電解ろ過の技術の詳細についてはこちら
※電気分解に使用する電力自体はそれほど大きくなく、弊社ラボ水槽(15トン)で言えば、ゲーミングPCほどの消費電力です
その他にも、従来の生物ろ過に比べて、このような特徴があります!

VA式電解ろ過は、生物ろ過の弱点を補う特長を複数持つことから、成長段階によって使い分ける、もしくは2つを組み合わせるとことでより効率的なろ過を追求することも可能です。
実際の活用例
【ケース① 空ウニの畜養(新規事業)】
規模:飼育水量40トン
課題:低水温で飼育する必要があるが、生物ろ過の場合、バクテリアの活性が弱く、大きなろ過面積が必要になる
導入内容:VA式電解ろ過システム+周辺設備(泡沫分離機・加温冷却機・水槽など)+モニタリングシステム
期待効果:高密度養殖、水質の安定、臭みのないウニの生産
【ケース② 臭いのついたカワハギのパージング】
規模:飼育水量12トン
課題:生物ろ過で長期間飼育することで、身・肝に臭いがついてしまい販売できない状態に。出荷前の臭み取り(パージング)が長期間化
導入内容:VA式電解システム
効果:短期間での臭い除去、餌抜き期間の極小化=体重減少を減らすことによる経済効果
電解ろ過は、陸上養殖において高密度養殖・設備省スペース化・安定した運用を実現する革新的な技術です。ベルデアクアでは、電解ろ過を中核とした各種養殖設備を提供しています。
これから導入事例も更新していきますので、ぜひチェックお願いします!
👉 電解ろ過の製品についてはこちら
👉 お問い合わせはこちら
👉 ベルデアクア公式インスタグラムはこちら
Comentários