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名古屋中央卸売市場本場にお邪魔してきました!

  • ベルデアクア広報担当
  • 9月5日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月10日


こんにちは。ベルデアクア広報担当です。


8月末にご縁があり、名古屋海産市場株式会社様(通称:丸海)に名古屋中央卸売市場本場をご案内していただきました。今回はそのレポートです!

※丸海というのは、名古屋海産市場様の会社ロゴが〇の中に海の字だからなんですね~。


丸海さんは、水産物を受け入れる専門の会社(荷受け)で、卸売市場で最初に販売を行う役割を担っています。(本場では3社のみ!)

全国の漁場から集まる新鮮な魚や冷凍品、水産加工品をまとめて受け入れ、競りや相対での販売を通して迅速に流通させることで、仲卸業者や市場の買い手に適正な価格でお届けしています。


朝4時に待ち合わせし、まずは鮮魚の競り場に見学へ・・・

夜明け前の市場。いい雰囲気です!


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たくさんのトラック、リフトが行きかう中歩いてきます。


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朝4:30、競りが始まります。

独特の声かけが飛び交い、競りを初めて拝見した私はどんなやり取りなのか、音声からは判断することはできません・・・でも、めちゃくちゃかっこいいい!!

あっという間に次々と買い手が決まっていきます。そのスピードに本当に驚きました。


魚は悪くなるのが早いからこそ、この伝統的な競りの仕組みが生まれたのではないかと気づきました。非常に効率的でありながら、他にはないユニークな売買方法だと実感・・しかも競り人ごとに声の調子や進め方がまったく違い、それぞれの工夫や戦略があるようで、とても面白い体験でした!


さて、次はマグロなどの太物の競り見学です。

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こちらはひんやりとした建物の中です。

写真でお分かりかと思いますが、マグロの尾の部分がほとんどちぎれそう(汗)と思うほど切込みが入っています。これはマグロの品質を尾の身を見て確認するためのものですが、他の市場ではもっと浅く切れ込みを入れるのが普通で、ここまで切り込みを深く入れるのは名古屋独特の習慣だそうです。


競りと市場見学のあとは、ベルデアクアで陸上養殖で育ったクエタマを「お食事処一力」さんにて調理いただき、試食会を行いました。

お刺身
お刺身
甘酢餡がけ
甘酢餡がけ

養殖マダイとも食べ比べていただきましたが、マダイに比べてもまったく養殖特有の臭みがなく、おいしいと好評でした。特に一力さんの絶妙な味付けによる煮つけは最高でした。甘酢あんかけももちろんおいしかったのですが、煮つけの完成度には驚かされました。

クエタマは頭やアラにも脂ののった身がしっかりついているため、調理いただくことで無駄がなく、歩留まりよく食べきることができます。

短時間の調理だったにもかかわらず、今まで食べた煮つけの中で断トツNo.1。思わず「レシピを聞いておけばよかった…!」と思うほどでした。



長年にわたり市場で荷受けを担ってこられた丸海さんは、何よりも「魚が獲れなくなっている」という現実を肌で一番感じていらっしゃいます。今回のご縁も、そうした危機感を共有し、「これからも魚が食べられる未来を守っていきたい」という思いに強く共感いただいたことがきっかけでした。今後、一緒にコラボレーションできる企画を考えていきたいと思います。


朝早くからご案内いただき、本当にありがとうございました!またお邪魔します^_^

 
 
 

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