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ウニ陸上養殖システムを納入しました

  • ベルデアクア広報担当
  • 8月8日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、ベルデアクア広報担当です。


2025年7月、北海道にて、ウニ陸上養殖の取組みを始める事業者様に陸上養殖システムを納入いたしました。今回はベルデアクアとして初めて、水槽・ろ過・加温冷却など陸上養殖設備全体についてご提案させていただいたプロジェクトとなります。


現在、地球温暖化などの影響から海洋環境が変化し、磯焼け(藻場が著しく衰退・消失すること)が全国的に課題となっています。藻類はウニの餌となることから、餌が不足することで身が入っていない空ウニがたくさん発生しています。


磯焼けで海藻などが食い尽くされてしまった海
磯焼けで海藻などが食い尽くされてしまった海


これらはもちろん売り物にはなりませんが、空ウニを陸上養殖の水槽に入れ、野菜や海藻類などの餌を与えることで、短期間で身が入り、おいしく食べられるウニになります。

空ウニ除去(=磯焼け対策)という社会課題解決をしながら、ウニを販売することで価値を生み出すという非常に意義のある取組みです。


飼育しているのはキタムラサキウニとエゾバフンウニ。どちらも飼育に適した温度が低く、生物ろ過では安定した閉鎖循環が実現しないということで、ベルデアクアの電解ろ過を採用いただきました。



設備設計ポイント

  • 病気に弱いウニへの対応 

    アンモニアの除去と水の殺菌を両立した、衛生性の高いろ過システムを採用。

  • 2段式水槽による効率的な飼育

    飼育水量・面積を約2倍に拡張しつつ、清掃や作業のしやすさにも配慮した構造。

  • 適度な水流と効率的な排せつ物処理

    水槽内に水流を確保し、フンや残餌を効率よく集められる内部構造を設計。

  • モニタリング機能の搭載 

    設備の運転状況、水質データ、飼育中の画像などを常時モニタリング可能。

  • 洗浄配管によるメンテナンス性向上

    ゴミの蓄積を防ぎ、日常管理の負担を軽減する洗浄機能付きの配管設計。



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今後は実際の養殖の成果や設備に関しての現場の声などもヒアリングし、Blogにしていけたらと思っています。ぜひご期待ください!

 
 
 

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